2017年3月11日土曜日

【海外ETF紹介】ひとくふう新興国の中身その21(ECON編)



こんばんは。αです。
本日から最後のテーマ型に分類されたETFを紹介していこうと思います。


本日はECON EGシェアーズ 新興国市場消費財ETFを紹介していきます。

ということは新興国の消費財セクターに投資するETFなのでしょう。
早速、時価総額加重平均指数のVWOあたりと比較してみましょう。

さて、まずは



投資先(上:ECON、下:VWO) 


南アフリカに20%も投資してるんだふーんとみているとなぜかアメリカとドイツが入っていることに気が付きます。
あれ、これらは先進国では?

多分指数の組み方の問題なのでしょうけど。多分Dow Jones Emerging Markets Consumer Titans 30 Index
内に先進国の企業が含まれているのでしょう。
消費財なのでコカ・コーラやたばこのフィリップモリスなどなのでしょうかね?



次に


投資分野


消費財セクターのみになっているので、単純比較はできない感じですね。
ソフトウェアが20%近くを占めているというのがちょっと意外です。

食料やタバコがもっと多いと思っていました。



最後に


投資先の企業トップ10

放送関係のNaspersや家電オンライン通販のJD.com, Inc、ビールメーカーのAmberなどが入っています。
投資銘柄全体を見てみると、マルチスズキインディアウォルマートなど如何にも先進国の資本が入っていそうな企業が出てきます。
このせいで先進国がはいってるのかな?
そして、コカ・コーラやフィリップモリスは入っていませんでした・・・。


さて、成績がどうなっているのか気になってきました。



さて、このECONですが
信託報酬は0.85%です。
SBI証券では取り扱いがありません。

※ここまではETF.COMさんより引用


さて、成績を比較してみましょう 



   ※StockChartsさんより引用

VWOECONです

 

ここ一年のパフォーマンスはぱっとしませんが、運用期間を拡張してみると


なんと通算では20%以上通常の指数を上回っております。


結構意外な成績ですね・・・。


もっとも、消費財セクターが冷え込めばあっという間に下落するのは予想できますが・・・。
これ28銘柄にしか投資していない極端な集中投資型、しかもセクター限定なので、そういったリスクは予想がつきます。

ただ、現状は通常の時価総額加重平均指数に負け越しているので、もしかしたらこのセクターは買い時なのかもしれないですけどね。

あと数年してこれが100%とかアウトパフォームしてたら面白いなと思いました。

では