2017年3月24日金曜日

【国内ETF紹介】高配当セクターに投資する1589

こんばんは。αです。
本日は1589(iシェアーズ 米国高配当株ETF(モーニングスター配当フォーカス))を紹介しようと思います。

これはHDVという高配当ETFをJDRにしたものです。
この文章をぱっと見ると
「手数料の高い海外ETFがやっすい手数料で買えるじゃん!」

と勘違いしそうですが、これには落とし穴があります。

海外ETFの場合、配当に例えば米国で10%の税金、日本で20%の税金が取られてしまいます。

ところが、特定の国のJDR例えば米国籍の場合などなんと30%、日本で20%も取られるのです!


配当金の半分が税金、使い物になりません。

勿論、この欠点を運用会社は自覚しているようで、配当の軽減税率適用サービスが存在しています。


このETFを使うのであれば、これらによく目を通した上で扱うことをお勧めします。


さて、紹介

まずは投資先



 アメリカ100%ですね。

次に投資分野

生活必需品セクターとエネルギーセクターが多いですね。
 
ここら辺が高配当なのが多いのでしょうかね。
ぱっと思い浮かぶのがタバコのフィリップモリスやアルトリアグループあたりでしょうか?

さて、投資企業トップ10ですが
予想通りフィリップモリスが入っていました。
他にも石油関係大手のエクソンモービルやら通信大手のAT&T、ベライゾンコミュニケーションズなどが入っています。

身近なところではコカ・コーラやらP&Gやら

有名な企業ばかりですね。

さてこの1589、信託報酬は0.08%で当然普通のネット証券で買えるETFになっております。

成績を同じくアメリカに100%投資するVTIと比較すると直近1年の成績は振るわず
全期間でみるとわずかに高配当セクターの方が調子が良いという結果です。
さて、この1589とHDV、どちらがいいのでしょう。
個人的にはHDVの方が良いと思います。

これは1589の板です。
なんと、521しか出来高がありません。
値段も飛び飛びです。

出来高が悪いせいか基準価額より若干割高で約定することが多いようです。
(本日は+1.21%程度割高)

一方HDVは
うん、出来高が20倍近くありますね。


乖離の問題もなく安定しています。

こだわりが無ければこのJDRを購入する必要はないかと思います。
どうしても購入したいのであれば東証HPなどでインディカティブNAVを確認し、状況を把握してから買い注文を出すのが良さそうです。

 では