2017年3月6日月曜日

【海外ETF紹介】ひとくふう新興国の中身その17(QEMM編)

こんばんは。αです。

本日はスマートベータの一種であるマルチファクターETFを紹介していきます。

先陣を切るのはQEMM(SPDR MSCI エマージングマーケット クオリティミックスETF)です。

マルチファクターETFとはクォリティ、グロース、バリュー、ボラティリティーなどのファクターに基づいて銘柄のランク付けや加重を行うことで時価総額加重平均指数を上回ることを目的としています。

・・・とりあえず、とてもアクティブな感じの指数だということ。銘柄の入れ替えが激しそうな感じを受けました。

とりあえず、時価総額加重平均指数のVWOあたりと比較してみましょう。

さて、まずは

投資先(上:QEMM、下:VWO) 







中国と香港の割合がほぼ逆転してしまっています。
また、インドネシアがトップ10内に入っていますね。

次に

投資分野



 技術分野への投資が10%ほど増えています。
代わりに基礎技術やほかの分野が割を食っている感じでしょうか?

最後に

投資先の企業トップ10




 上位はあまり変わらない感じがします。

808社と絞ってはいますが、変わらず、中国や台湾への投資割合が大きいからですかね。

さて、このQEMMですが
信託報酬は0.30%です。
SBI証券では取り扱いがありません。


※ここまではETF.COMさんより引用


さて、成績を比較してみましょう 



   StockChartsさんより引用 

がVWO、がQEMMです。
ちょっとだけ期待していたんですけどね・・・。

時価総額インデックスを上回るリターンを上げることはできておりません。

残念でした・・・。