2017年2月15日水曜日

【海外ETF紹介】ひとくふう新興国株式の中身その6(EEMV編)

今晩は。αです。

昨日までは普通の指数連動のETFでしたが、今日紹介するのはスマートベータの一種、最小分散ポートフォリオを再現するETF、EEMV(アイシェアーズ エッジ MSCIエマージングマーケット 最小分散ETF)です。

最小分散投資とは何か?ですが
野村証券HPでは

銘柄の組み合わせを変えたり、組入比率を増減することによって株式ポートフォリオ全体の価格変動リスクを抑えるよう投資する手法。

株式ポートフォリオの価格変動リスクと期待リターンの関係において、組入銘柄やその組入比率を変えることでポートフォリオのリスクを変えることは可能であり、低リスク・ポートフォリオの将来の期待リターンは低く、高リスク・ポートフォリオの期待リターンは高い、という「ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン」の関係が理論上は成立する。

価格変動リスクを定量化する際には、一般的に株式のリターン分布の標準偏差を用いて計測するが、最小分散投資の「分散」は標準偏差の2乗であり、リスクを意味する言葉として使われている。

株式市場全体を母集団として複数銘柄でのポートフォリオを組み、横軸にリスク、縦軸に期待リターンをとって同一リスクのポートフォリオのなかでリターンが最大となるポートフォリオを結んだ曲線(=効率的フロンティア)を描いた際、この曲線上でリスク(=分散)が最小となるポートフォリオが最小分散投資である。

※上記HPより引用

わかるようなわからんような・・・。
なんだかすごそうですね。さて成績はどうなっているのでしょうか?

まず、投資先です(上 EEMV、下 IEMG)
あれ、中国が減ってる!?



  IEMGの投資先と比較すると、中国、韓国の割合が減って、代わりに台湾が増えています。

投資分野も見てみましょう。
若干金融分野を減らして、代わりに先端技術への投資を増やした感じでしょうか?

最後に投資先の企業です。


こちらも顔ぶれがだいぶ違いますね。
やはり、リスクの低い銘柄を集めたせいでしょうか?

 このEEMV信託報酬は0.25%
SBI証券では取り扱い無しでした・・・。

※ここまではETF.COMさんより引用

さて、スマートベータの成績とやらを見せてもらおうかな?


 StockChartsさんより引用

 がIEMG、がEEMVです。
うーん。勝ったり負けたりですね・・・。

常に普通のインデックスを凌駕する魔法の指数というわけではなさそうです。
普通のインデックスファンドでいいや!と私は思ってしまいました。