2016年11月8日火曜日

読売新聞ONLINEの深読みチャンネルが意外と面白い



本日電子新聞過去記事を読んでいて、おお!と思った記事がありましたので紹介いたします。

医療保険はムダ?「入っていて助かった」の誤解

この記事はなるほどと思わせる内容が多かったです。

記事内ではまず、医療保険の実例から必要性に疑問を投げかけています。

「実際の入院例を紹介しましょう。

 私は昨年暮れ、偏平足の手術で2週間の入院をしました。足の筋の移植と外反の矯正でかかった費用はすべて合わせて14万3720円でした。

 「2週間で14万円以上!やっぱり医療保険に入らなきゃ」
 ちょっと待ってください。慌てて保険に入ろうと考える前に医療費の内訳を確認してみましょう。
 実際にかかった医療費の総額は114万円です。健康保険が使えますから患者に請求されるのは3割の34万2000円。

ですが、さらに所得に応じて多額の医療費がかかったときに負担を軽減してくれる「高額療養費制度」があるため、結局、一般的な所得のサラリーマンなら医療費は月に9万円以上はかかりません。 

この9万円に差額ベッド代とか食費などがかかり、あわせて14万3720円になったのです。
 入院・治療の費用というのは実は、大きなリスクではありません。
  
入院の平均的な費用は1日1万円くらい。大半の人が1週間の入院ということを考えれば、保険でまかなおうと保険料を毎月支払うよりも、そのお金を貯蓄に回したほうがいいわけです。貯金したお金なら、保険よりもずっと使い勝手がいいわけですから。

カッコ内は記事より引用。


ここで出てきた高額医療保障制度とは以下のようなものです

「高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)とは、公的医療保険における制度の一つで、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
高額療養費では、年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められており、またいくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。」

厚生労働省HPより引用 

計算して見るとわかりますが、健康保険は要るのか?と本当に考えたくなります。
(私はこの制度をすでに知っていたので保険には最小限度にしか加入していないためかもしれませんが)

また、三大疾病に関しても次のように述べられております。

「医療保険の中には、「三大疾病保障保険」とか「三大疾病保障特約」などがあるのですが、ここで注意点があります。

 がんの場合は、診断されるとすぐに給付金が出ますが、「急性心筋梗塞」「脳卒中」は、所定の状態が60日以上続いた場合にのみ給付金が出ます。この「所定の状態」が続くという条件は、経過観察に2か月を要するばかりか、重篤な症状の場合に限られることとなり、なかなかハードルが高い保険だと言えます。


若い人の罹患率は低いですが、がんの場合は治療のために仕事を休業することもあり、経済的なダメージが大きくなります。30歳以上で心配な方は、がん保険の加入を検討してもいいと思います。

私の家庭はがん家系ということもあり、保障がそれなりに充実しており
保険料の安い
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の勇気のお守り
に加入しております。

その他の保険には一切加入しておりません。
これで年間出費は4万円ほどです。

皆さん、保険はどのくらいかけていらっしゃるでしょうか?

私は年に数万程度です。

あくまでも個人的な意見ですが、保険とは後ろ向きな可能性に掛けるものだと考えなので、最低限に抑えるほうがいいのかなと考えます。
前提条件として「自分が死んだときに」「自分が怪我したときに」というネガティブなものが付きまといます。

つまり、自分が何かあったときにもらえるのです。

これが面白くない。

私は人生を楽しみたいので体がどうにかなってから貰ってもうれしくもなんともありません。
むしろ運用で金を増やして、増やした金が一定額になったらさっさとリタイヤしたいと不謹慎なことばかり考えています。

保険を掛けまくっている人はこれをどう考えてるんでしょうかね・・・。
案外、人から言われるままに入ってるだけかもしれませんが。

保険でも何でもそうですが、まず自分の頭で考え、制度を調べてから入ることをおススメします。